ねむみめも

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It's ineffable.

アイスランド旅行記[1] 東京からロンドンへ

旅程まとめはこちら。

アイスランド旅行記と言いながらまだまだアイスランドには上陸しません。まずはロンドンに辿り着くまでの道程の記録です。慣れていないぶん、道中も十二分にエンターテインメントだった。

 

12/26(木) 21時 いざ羽田へ

この日、私は既に冬休み。夫は仕事だったので帰宅を待って、お風呂を済ませてから出発。

なお私は旅行に向けて髪をピンクに染め(なんだかアイシーブルーの世界に映えるような気がして)、つめにも久しぶりにつやつやジェルネイルを施していました。かわいい色を纏っていると強い気持ちになるね。

で、出発したはいいものの、レンタルしたサムソナイトのトランクがすいすい動くのに反して自前のアメリカンツーリスターを動かすのがあまりにも大変で、家から10mの地点で徒歩+地下鉄乗り換えルートを断念。最寄りのJR駅までタクシーに乗ることにしました。ちょうどいいので海外旅行保険が利用付帯条件(なにかしら旅程の交通機関で使わねばならぬ)な楽天カードでお支払い。

想像以上に性能の差があることを実感して、次の海外旅行までにサムソナイトかリモワのものに買い替えようと決意した最初の瞬間でした。ちなみに旅行中あと10回くらい決意を新たにします。ほんとにまったく違うから…。

レンタルしたのはこれでした。目立つしアイスランドっぽいし好きな色!

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行きは羽田発の深夜便なので、浜松町からはモノレール。乗り換えが大変そうだと心配していたら、素晴らしく車輪を転がしやすい設備で既にちょっとわくわくしはじめる。そもそも真夜中の散歩が好きな夫婦なので深夜便な時点でずいぶん楽しいのですが。

しかし私は5年ぶり、夫は10年ぶりかつ人生2回目の海外旅行。寒冷地に行くのもあってなかなかに大荷物です。お土産を持ち帰れるのか既に不安を抱きつつJALカウンターへ。手続きを終えたトランクがベルトコンベアで運ばれていく様子がつぼにはまったらしく、いそいそと動画を撮る夫…。これまでかわいいなんて思ったことなかったのに、そう言われてみればなんともかわいく見えてくるから不思議。夫と一緒だとあらゆる場所で愉快なことが見つかるのでこの人と結婚してよかったなぁとしみじみ思いました。新婚旅行っぽいね!

 

アイスランドクローナは日本で両替できません

時間には余裕があったのですこしお寿司をつまみ、出国前に両替をしよう…としたら、サクッと躓く事案が。アイスランドクローナ、対応してない。とりあえずポンドとユーロだけ2〜3万円ずつ両替して(結果的にいうと現金は本当の本当に必要なかった)、アイスランドガイドブックの基本情報ページを開く。と、書いてあった!「両替はケプラヴィーク空港で」とのこと。なるほど。ガイドブック持参しててよかった、いきなり慣れなさを全力で発揮してしまいました。

出国後は往路のお楽しみその1、JALのラウンジへ。特典航空券でビジネスクラスを確保したので、機内食も楽しみだけどラウンジごはんも楽しみで。

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定番のチキンカレーはさすがのおいしさ。タンドリーチキンももっと食べたかったし、写ってないけどメゾンカイザーのマフィンも美味だった。しかしこの時点で日付超えたあたり、だいぶ遅い夕飯なうえに機内食もコース料理が出るはずなのでほどほどに…(しかしちょっと食べすぎだったと思う、反省)。

 

✈︎はじめてのビジネスクラス搭乗

2時をまわったころ、ようやく搭乗口へ。

このデップーちゃんかわいいでしょう。

わくわくしながら席に着くとなにもかもエコノミーと勝手が違って、物珍しさであれこれ触っているうちに飛行機は動き出していました。

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↑はしゃぐ私。

座席がべらぼうに広い!

CAさんがものすごく丁寧にケアしてくださる!

そしてメゾンキツネのアメニティポーチかわいい!

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ジャン・ポール=エヴァンの機内限定パレオショコラがあるらしいと見かけていたので、ひと眠りしたあと後方カウンターで「エヴァンの…」と声をかけたら、この路線には限定ショコラはなかった…。かわりに通常のマカロンがあるとのことでシトロンとショコラのマカロンをいただきました。

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うまうま。ハーブティーもいただいてほっとする。

そういえば、機内が寒いかもと思ってもこもこフリースで挑んだものの、全然寒くなかったな。でも乾燥はすごくて、うっかりハンドクリームを忘れてきて手がかっさかさでつらかった。機内持ち込みにハンドクリームは必須ですね。

 

出発から8時間ほどしたらいよいよごはんタイム! 洋食を選択しました。

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思いがけずメゾンカイザーの林檎とさつまいものパンがものすごく好みで最初から感動。パン生地がもっちもちで甘みがほどよくて、お店でも売ってるならぜひ買いたい。

お皿中央の丸いコロッケが転がっていかないようにソースで固定されていて感心したりもしました。

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サーロインのロティも柔らかくておいしかったし、デザートまでついていて大満足。イギリス時間だと丑三つ時のごはんだけど…これ到着しても朝ごはん要らないんじゃないかしらと思いつつ、もりもりいただく。

なるべく早く現地時間に体を合わせた方がいいかと思って搭乗後2時間くらいは眠らずにいたのですが、日本時間のままですぐに寝たほうが胃のコンディションは良いかもしれない。軽食メニューも食べてみたかったのに、タイミングを逃してしまいました。映画も「ジョン・ウィック パラベラム」の冒頭を観るに留まり、あとはぐっすり。続きが気になるから復路にもあったら観よう、とメモしてたけどそんな余裕は微塵もない復路が待ち受けているのであった…。


フライト終盤、CAさんに新婚旅行ですかと話しかけられてすこしお話ししていたら、着陸前にメッセージカード付きのプレゼントをいただく。

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本当にこんなことあるんですね。お心遣いがすごく嬉しかった。ありがとうございます。

 

ヒースロー到着!そしてはじめてのSIMカード交換

予定よりすこし早く、午前6:15にヒースロー空港に到着。ああ、実に、実に快適な旅でした…。プランニング時点ではビジネスクラスに興味を示していなかった夫が「帰りもこの席がいい」と宣っていたけれど、もうマイルは残っておりませんので。エコノミーもそれはそれできっと楽しいよ頑張ろうねと心の中で呟きました。

 

入国審査もビジネスクラスゆえに早く終わり、あっという間に到着ロビーへ。緊張しつつも、事前にAmazonで購入しておいたThreeのSIMカードに入れ替えます。

私が買ったのはこのヨーロッパ周遊タイプ。

2つで4200円。ひとつ下の容量だと3GBかつ通話なしなのにたった200円差だったので、念のためこちらに。SIMを替えたことがないので不安でしたが、某有名Wi-Fiを見てみたら半額キャンペーンでもトータルコスト2万円弱かつ1日500MBという、これもこれで不安な条件。Google Mapをヘビーに使うつもりだったので、条件的に断然SIM!と勇気を出して買ってみたのでした。

SIMロック未解除端末の出発前準備をわかりやすく説明してるページがあんまりなくて出発前はてんやわんやでしたが、到着後とりあえず入れ替えてしばし待機したら説明書通りの案内メッセージが届いてひと安心。

空港到着時刻があまりに早い&ちいさなホテルに泊まるのでフライト直前に確認メールを送っていたのですが、ここでメールを確認するとやはり「荷物は10時以降なら預かれるよ!」との返信が。のんびり向かうことに決め、ロビーで荷物を整理したりトイレで着替えたり、予定を確認したり。

上のツイートの画像は夫が外で煙草を吸いがてら撮ったもので、「全然寒くないんだけど?!!!」と驚愕しながら到着ロビーに戻ってきたのでした。天気予報アプリだと東京よりやや寒いはずなのに、私も外に出てみるとたしかになんだか寒さの質が違う気がして、急遽インナーを東京並みの薄さにクラスチェンジ。

これ以上ないくらいに準備が整ったところで、ロンドン市内に1時間ほどでアクセスできるPicadelly Lineへ。急がないからと思っての選択でしたが、通勤ラッシュと重なってものすごーーくしんどかった! Heathrow Expressにお金を払う価値、しみじみと感じました。

 

さて、次の記事でようやく観光をはじめます! ああロンドンに戻りたい。