2019年12月28日、ロンドン滞在2日目の記録です。この日はGood Omensのロケ地で奇蹟が起きました。
旅程はこちら。
前日の様子はこちら。
この日の朝ごはんは、お湯を注ぐだけでごはんが炊けるアルファ米を使ってお茶漬けと、アマノフーズのフリーズドライお味噌汁。水分多め。夫は今でもアルファ米のことを「なんか怪しい」と疑っていますが、文明すごい~!と思う便利商品です。次も絶対持参する。トラベル湯沸かし器も、いちおう部屋にポットがあったりもするけどやっぱり自前のほうが安心して使えるので持って行ってよかった。
ただ、お米でほっとしたのもつかの間、夫の腹痛によりしばし休憩。お昼から街に出かけることにします。
Camden Passageでかわいいもの探し
いざ部屋を出たらホテルの清掃係のひとが思い切り大声で電話しながら仕事をしていて、でもまあ別に不都合はなく、このラフさ加減いいなぁと思う。
最初の目的地はCamden Passageのかわいいお店たちと蚤の市。Angelの駅からほど近いところに位置します。ヴィンテージアイテムの出店やおしゃれな食料品店(魚屋さんまである)、レストラン、雑貨屋さんに衣料品店まで並んでいて、あれこれ見て回るだけでも満足感が。
特に素敵だったのがLoopという毛糸屋さん。
店内は珍しげな可愛い毛糸だらけ。その分お値段もするので、ふだん編み物をしない私は散々悩みつつも買わなかったのだけど…夢のような空間でした。
じっくり見て回りすぎて夫がくたびれてきたので、ヴィンテージアイテムのstallで古いスタンプを3つ、雑貨屋さんでどつぼなパッケージの石鹸をゲットして次の目的地に向かいます。
スタンプを売っていたおじちゃん、写真撮ってもいい?って聞いたら手を振って応えてくれた。
おいしいマーケットといえば
AngelからNorthern Lineに乗ってLondon Bridgeへ。
Tubeかわいいなぁ。
London Bridgeの駅の外にあったスプレーアート(落描きなのかな?)、スパイダーバースみたい。
駅から少し歩けば、旨いものだらけのBorough Marketです。
Southwark大聖堂の側からマーケットに入ると、どのお店も大行列でちょっと覚悟を決める。そういえばこの大聖堂には桜が植わっていて、2011年3月に来た時はなんだか不思議な気持ちになった記憶があります。
当時撮った写真。地震の日の早朝便でロンドンに飛んでいたので不安と混乱でぐちゃぐちゃになってたけど思い出深いな。
さて、腹ごしらえに選んだのはグリルチキンラップ。高架下のかどっこにあったお店で、まんまと匂いに釣られました。
ボリューミーでおいしかった! 英国ごはんを懸念しまくっていた夫もおいしく頂けたようです。
続いて私のおやつを調達するべくBread Aheadの行列に並び、バニラカスタードドーナツとプラリネドーナツをゲット。
どなたかがアジラフェルにここのドーナツを食べてほしいと呟かれているのを見かけて気になっていたのです。ふわふわ&クリーム、おいしいし確かにアジラフェルによく似合う。
もっといろいろ食べたかったのですが、あまりの混雑ぶりに参ってしまってマーケットを離脱しました。
天使と悪魔が密会するベンチ
この時点ですこし暗くなりつつあったので、Good Omensロケ地巡り候補のひとつだったBattersea Park訪問を断念。次に渡英したら絶対 "You DOOOO!!!" をやりに行くんだ……。
で、Jubilee LineでWestminsterに移動し、Battersea Park以上になんとしても行きたかったSt. James Parkへ!
駅を出たら工事中のビッグベン。逆にレアですね。
ビッグベンから10分足らずで公園に到着。外務・英連邦省の庁舎とドーバーハウスの目の前です。観光名所なのか、そちらの建物群のあたりは人でごった返していたものの、公園はのんびりした風情でした。
この奥にうっすら見えるのがドーバーハウスかな…?
とにかく想像以上に広くてびっくり。新宿御苑とか井の頭公園みたいだけど、更に開けた感じです。そして想像だにしなかった勢いでいろんな種類の鳥(ペリカンや白鳥まで!)とリスがたくさんいる。ちょっとした動物園みたいで楽しい。
ヨクバリスみたいな立ちっぷりのリス。
白鳥の至近距離ファンサ。
ぶれてるんだけど、不思議な水かきを持つ鳥、Coot。てっきり羽根がついてるのかと思ったら水かき自体の柄らしい。
赤くて細いくちばしがかわいいMoorhenという水鳥。
イギリス固有種のガチョウ。
犬専用ゴミ箱がかっこいい。
それにしても広いので、鳥たちに気を取られつつ例のベンチを探してしばしうろうろ。THREE様のSIMカードのおかげでロンドンでも余裕でアマプラを再生できるありがたさよ。動画と景色を照らし合わせてそれらしき方向に進んでいたら、夫がアジラフェルを発見しました。
夫が、アジラフェルを、発見。
どういう奇蹟だ。
Good Omens未視聴なれど私のコスプレを見て外見を把握していた夫が「ねえあの白っぽい人、天使の人じゃない?」と指さし、導かれて目を向けた先には、
アジラフェルがいる!!!
しかもクロウリーに、アダムもいる……!!!
か、かわいいーーーー!
アダム好きなんです。そして3人で並んでいる画が最高に好き。
興奮によりこの旅行最大の積極性を発揮した私は隙を見て3人に写真撮影を依頼。レイヤーさんも撮影者さんも「もちろん!」と喜んでくれて、「ぎゃーーーかわいいーーー」と叫びながら撮影させてもらい、3人に挟まれるショットまで…ああ楽しかった。
掲載許可もらいつつ私も東京コミコンでのGOコス集合写真を披露しちゃったりなんかして、インスタもフォローしあった。ロケ地でファン同士交流できるっていいですね…。というかロケ地でコスプレできるのうらやましすぎる。次に来るときはバウンドコーデしたい。次回やることリストがどんどん増えていく。
はたで見ていた夫曰く、「ぷるぷるしながら話しかける→写真撮る→ひとしきりわちゃわちゃするっていう交流のかたちは世界共通なんだな…」とのこと。写真を頼まれたレイヤーさんの反応も日本で見かけるのと完全に同じで面白かったそうです。
ついでに彼女たちに「そこのベンチってあのベンチだと思う?」と聞いたらYESと返ってきたので、私も座って撮影。
ふふふ…天使と悪魔が密会したベンチに座ってしまった…。
アイスクリームスタンドも探したけれど、公園内のスタンドはみんな閉まってた。そりゃそうだよね、みんな寒くて震えてるもん。ただ、この日の夜にバスで通りかかったHyde Parkのウィンターワンダーランド周辺ではアイスクリームももりもり売られていて、子供たちが寒さに負けず頬張っていたのでした。さすがだ。
夢見るケーキとフィッシュアンドチップス
公園を出るころにはとっぷり日も暮れていました。
Victoria方面に20分ほど歩くと、うっとりするほどかわいいPeggy Porschenのお店が!
イートインの長蛇の列に並ぶには寒すぎたので、いくつか持ち帰ることに。
英国展でも食べたグロリアスヴィクトリア(左下のピンクのケーキ)に、レッドベルベットカップケーキ、そしてヴィーガンキャロットケーキを買ってみました。カロリーのことはいったん忘れておく。
続いてMarble Archまでバスで移動してショッピング&ディナー。
TOPSHOPでは夫が虎のワッペンがついたかわいいスウェットを購入。すごーくお手頃だったのだけど、これが存外気に入ったらしく夫は旅行中も帰国後も着倒してました。よかったねぇ。
セルフリッジにも入ってみたもののずいぶんな混雑ぶりに疲弊して、行けたらいいなと思っていたジョンルイスほか生地屋さんへの訪問は断念…かなしいけど次の課題とします。Victoria & Albert Museumも断念したから、次回は縫い物とヴィンテージアイテム探しをメインにしてまわりたいな。でも呪いの子も観たいしハリポタスタジオも行きたい…村にも行きたい…どうかどうか元気に復活してください、英国のみなさま。
ディナーのお店に向かいがてら通ったのは、アジラフェルの書店がある(ことになっている)Wardour Street!
いいなぁ、ちょっと店主に鬱陶しがられながらA. Z. fell & Co.に通い詰めたいなぁ。
フィッシュ&チップスを食べたくて、この通りから少し入ったところにある有名店Poppiesを覗いたら運よくほぼ並ばずに入れました。
Codはふわふわ、Haddockはぎちっとした食感で、Codのほうが好み。そしてお隣さんが頼んでたオプションのグリーンピースのソースがおいしそうで、頼めばよかった!
テンプレ的に英国ごはんを不安視していた夫に感想を尋ねてみると、「おいしいけど、逃げ場がない」との回答。たしかに意識的に野菜を頼まないと本当にさっぱり要素が少ない外食生活かもしれない。
帰り道はまたAngelのWaitroseで買い出し…というかお菓子の買い足し。食べてみて気に入ったyoyobearとwalkers chipsを追加購入。
ホテルのバーには今日もジェス(わんこ)がいたけれど、もう眠たすぎて部屋に直行です。
そうそう、行きのピカデリーラインで懲りたので、翌日のヒースロー空港への移動はヒースローエクスプレスを使うことにしました。9:30〜16:00だけ使えるオフピークチケットが割安だったので予約、そしてオーナーに相談したら現地アプリでタクシーを予約してもらえてひと安心。9時の予約だからオーナーとはここでお別れ。とってもお世話になりました。
明日はいよいよアイスランドに渡ります…!