ねむみめも

ねむみめも

It's ineffable.

また作りたいレシピ 2024年8月第3週

噛めない日々編パート5。どうも反骨心が気力とアイディアに結びつくのだなと思う。まだまだ痛みと闘ってますが、ふつふつ湧いてきていたむかつきを、おいしいものを作ることで昇華させているような感覚。咀嚼がしんどい状態の今だからこそアレンジして作ってみたいと思うメニューがまだあって、先月よりすこし前向き。

今回はおやつレシピも。いろいろあったので、砂糖ひかえめ、甘さもひかえめ(砂糖でさえなければいいわけじゃない)、小麦ひかえめ、なおかつ気持ちが満たされるおいしさ(だいじ)のレシピを探究しはじめている。依存せずに幸せを感じられるおいしさを集めたい気分です。

 

・海老頭の味噌汁

夫に用意した海老のお刺身、頭がついているのを選んだので綺麗に身を抜いてうきうきとお味噌汁にした。具は葱と愛媛の油揚げ、なぜなら私も食べられるから。

初めて海老の頭を味噌汁にした時は生臭さが残ってしまって、その反省からこのレシピに辿り着いたのだ。炒っている時の香りが至福なので、有頭海老を入手したらとりあえず炒ってみるといいと思う。

 

・アスパラガスのリゾット

リゾットはシステムとして大好き、覚えればアレンジ無限大だから、なのだが、芯を残すから噛むのつらいな〜とここのところ避けていた。が、自分で食べるんだからリゾットだろうとなんだろうと好きなだけやわやわにしてしまえばいいじゃないかと唐突に気付いて作りました。

アスパラをはじめから入れるのが良くてこのレシピに。材料はだいぶ改変してしまった。鶏もも挽肉、舞茸みじん切りを追加。トッピングはパセリのかわりに黒胡椒、レモン汁。パルメザンチーズは変わらず。

嬉しくてもりもりに盛ってしまったお皿。

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作ってみてほんとうによかった! 心が潤った。

やはり、たとえ柔らかくなるまで煮たとしても、生米を炒めてから熱湯を注いで作るとお粥とは違う仕上がりになる。面白いねぇ。具材たっぷりのリゾットは引き続き試していきたい。

 

・砂糖なし、裏ごし不要のしっとり濃厚スイートポテト

冷やし焼き芋があまりにも甘くておいしいので、ぼんやり「これ砂糖なしでスイートポテトにできるんじゃないか」などと思い、まずは一般的なスイートポテトのレシピを見比べてみるか〜と漁ったらFOODIE様が既に実現してくださっていた! 焼き方は、こぶりの芋なら先週紹介した時間と温度でじゅうぶん。私は3本で350gの芋を使った。

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地味だが良い佇まい。これ、最高です。何度でも作る。市販のスイートポテトは「ここまで甘くなくてもいいんだけどな」と思う私にはどんぴしゃ。脂質は追加されてるとはいえ他のレシピよりも少ないし砂糖も入れないから、するする食べすぎることもない(脂と砂糖って魔法みたいに胃に消えていくから…)。さつまいもなので、腹持ちもいい。

ただし、いろいろ混ぜるので、焼き芋あるいは冷やし焼き芋のほうが甘さはずっと強かった。甘さを求めるならそっち。ただ、こちらは焼き菓子カテゴリになるので満たされる心の部位が違って、今の私にはとてもフィットした。甘さが物足りなければほんのすこし砂糖とかラカント、あるいはメープルシロップなんかを足してもいいかもしれない。

 

・無糖コーヒーゼリー

ゼラチン5g(1袋)をお湯50mlでふやかしたら、無糖コーヒー300mlを混ぜて、適当な容器に入れて1時間冷やすだけでゆるゆるふるふるのコーヒーゼリーができあがる。

無糖のレシピあんまり見かけなくて、試しに作ってみたらメープルシロップとの相性があまりにも良くてお気に入りになった。ハーゲンダッツレディボーデンのバニラアイスをのせてメープルシロップをかけるのが私の定番なのだけど、ふと買ってみたDear Milk(乳製品だけで作られてるミルクアイス。原材料欄のシンプルさがすごい)も良かった。甘さがほんわりしているので、ミルクとコーヒーそれぞれの味わいがしみわたる感じ。リゾットの日のデザートにぴったりでした。