ねむみめも

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It's ineffable.

アイスランドに行ってきました!!!

1年ほど前から度々つぶやいていたアイスランド旅行、ついにこの年末年始に行ってきました。

楽しかった…。

最終日ヘルシンキで盛大に食当たりを起こして帰れるかどうかハラハラする事態にもなったのですが、とにかく総じて楽しくて、ひそかにあたためていた裏目的も達成されたので最高の旅になりました。

叶うならばすぐにでもアイスランドに戻りたい。

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主に自分のための記録として旅行記を綴るつもりですが、読んでくださる方にすこしでもアイスランドの良さが伝われば、そして行きたいと思っている方の手掛かりになれば幸いです。

今回の旅程概要はこちらです。

記憶があるうちに旅の内容を記録しつつ、のちほど旅の下準備や持ち物、行ってみてわかったこと、参考にした書籍なんかもまとめたいと思います。

まずは今回の旅の目的や背景をつらつらと…取り立てて参考にはならない部分かと思いますが、よろしければお付き合いください。

 

アイスランドを訪ねたわけ

夫と入籍した4年前、新婚旅行どうしようかと話していて判明したのが、夫は基本的にヨーロッパ諸国ひいては海外旅行そのものに興味がないということ。海外渡航経験は一度だけ、行き先はタイ。対して私はイギリスを筆頭にヨーロッパの文化が大好きで何度でも行きたい派。あそこはどう? ここは? とあれこれ話すうちに、唯一ふたりの興味が合致したのがアイスランドでした。

夫はアイスランド出身アーティストのシガーロスビョークが好きで、オーロラを見てみたい。あと『ヴィンランド・サガ』も好き(勧められて私も読んだ)。

私はオーロラを見たいのはもちろん、北欧神話を現代に伝える『エッダ』が紡がれた地であることや妖精を信じる人が多いという文化的側面への興味。それと以前両国のジンギスカン屋さんで食べたアイスランド産ラムのおいしさが衝撃的で、現地で食べてみたいと思っていました。

さらに、しばらくして私の大好きな漫画家 入江亜季さんがアイスランドを舞台にした新連載をはじめるとの情報が!!

北北西に曇と往け 1巻 (ハルタコミックス)

北北西に曇と往け 1巻 (ハルタコミックス)

 

夫も入江さんの前作『乱と灰色の世界』を気に入っていたので、がぜん我が家のアイスランド熱が高まりました。

 

いつ渡氷するのか問題

ただここでネックになったのが、休みを取りづらい夫のワークスタイル。結婚から2年ほどはとにかくハードワークな部署で、休みをとると結局自分がつらいから休みたくないと言われていたのです。私も盆暮れ正月関係ない職種だったことがあってその気持ちはすごーくわかるので、何も言えず。

しかし、その後比較的フレキシブルな部署に異動になり、2018年の年末年始を過ごしてみて「次の年末年始ならいけるかも!」というわけでようやく新婚旅行計画が本格始動したのでした。ああ長かった。ここに至るまで何度もぶつかったのです。いい加減に休めー! 有給休暇をどぶに捨てるな! おぬしは本当に旅行する気があるのか?!!! と。主に私がカッカしていただけですが。

アイスランドでオーロラを見るなら10月〜3月がいいと、だいたいの日本語の資料には書いてあります。なるべく寒すぎない時期がいいなぁと考えたりもしたけど、はじめての夫婦海外旅行だし、調べたら2019年末は月もそんなに明るくなさそうだし(満月ってだいぶ明るいので星が見えにくくて、オーロラも然り)、お互いに無理のない日程にしようと決め、年末年始の休暇に1日だけ有休を足して、そのかわり休みの間はフルに渡航することにしました。

※直行便云々はおそらく私の勘違い。そもそもツアーチャーター便以外で日本からアイスランドへの直行便は今のところ無いようです。かなしい。

なおオーロラ観賞に適した時期については現地の人からより詳しいアドバイスをもらったので別記事に書きますね。

 

旅の目的と裏目

〈ふたり共通の目的〉

① オーロラハント

アイスランドの自然を楽しむ

③ はじめての夫婦海外旅行という体験そのもの

〈私単独の目的〉

① Good Omensのロケ地巡りin London

ティータオル、本屋さんのエコバッグ、ヴィンテージアクセサリー、布、型紙、食器など趣味のアイテム購入

③ 現地の料理&おいしそうなおやつハント

 

そして今回の旅行全体のプランニングに関わる私の裏目的が、

夫に「海外旅行って楽しい!ヨーロッパ好き!また行きたい!」と思ってもらう

ということ。なんとしてもまた一緒に楽しく海外旅行したいので…。

そんなわけで、腰痛持ちの夫が到着時点で具合が悪くならないように往路はビジネスクラスにしたり(マイルためまくった)、ホテルは価格とデザインと立地も考慮しつつ水回りが快適なことを大前提に探し回ったり、旅のしおりアプリに細々とした旅の情報をまとめて共有したり、最終的に夫の荷物も9割がたパッキングしたり。夫は出発当日、仕事から帰ってきたら用意された荷物を持って出かけるだけでOK。もはや専属旅行手配エージェントですよ。出発直前に飲み会の予定を入れようとしているのを知った時ははっ倒そうかと思いましたが、他の参加者がさすがにそのタイミングはやめたほうがいいと止めてくれて事なきを得ました。

↑その後、シャンパン日本酒ビール飲み放題コース料理あり蔦のラーメンありフルフラットシートなど具体的なおもてなし情報を伝えたらビジネスクラスを希望するように。

いったんチケットを手放すことになるので、変更手続きかなりドキドキしました。無事とれてよかった。

エージェントばりにがんばった甲斐あって、いくつかトラブルはあったものの、みごと夫から「また来たい」「旅行楽しかったなぁ…(しみじみ)」さらには「移住…ありだな…」との言葉を引き出すことに成功しました。 裏目的達成、嬉しい! またアイスランドに、そして他のヨーロッパ諸国にも行きたい!

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私自身もそれほど海外渡航経験はなくて、渡航は5年ぶり、自分で手配するのは10年ぶりで前回とかなり状況が変わっていたりして、いいホテルが見つからないとか交通手段がどう探しても無いとかで泣きそうになりもしましたが、この裏目的が揺らがなかったので基本的には楽しく準備できました。

上のほうの引用ツイートにも書いていたのだけど、1年弱のあいだずっと断続的に準備していて、それがいちいち楽しいので実にコスパがいい遊びだったなと思います。コスパいいからまたアイスランドに行くべきですね。

オーロラハントできる&日照時間がもっと長い時期にも行きたいけれど、草木が青々と茂る中をのんびり島一周ドライブしたくもあり、少なくともあと2回は行く必要があるしきっと行けばまたさらに行きたくなるのでしょう。イギリスは長いこと大好きで何度でも行きたいと常々思っていましたが、まさかアイスランドにここまで心奪われるとは思わず(すこし予感はしてたけど)、こんなふうに価値観をぶんまわされる体験ができてよかったな。

長い前置きになりましたが、次の記事から旅行記スタートします。よかったら引き続きお付き合いくださいね。